機種の選定は概ね下記の手順により行ないます。
- ① タイプ選定
- 使用目的や用途によりタイプを選定します。
インデックスにテーブルを取り付ける場合はテーブルタイプが有利です。高速運転の場合はシャフトタイプが有利です。タイプと特長についてはこちらをご覧ください。 - ② サイズ選定
- 割出し時の負荷とサイクルタイムから負荷トルクを計算し、サイズを決定します。
(下記「負荷トルクの計算」の項目を参照) - ③ 外観の仕様、周辺機器の選定
- カムねじれ方向、入力軸、取り付け姿勢、モーターのサイズ、減速機、クラッチ/ブレーキの有無(過負荷遮断装置付、モータ一体タイプなども対応)などを決定します。
- ④ 精度
- 標準品は±30秒ですが、±20秒、±15秒、±10秒の精密級をオプションから選択できます。
- ⑤ コード番号
- 機種の選定が決まりましたらコード番号に変換します。
詳細につきましては、当ウェブサイト、弊社カタログまたは営業担当までご照会ください。
負荷トルクは負荷(被駆動体)を回転または停止させるために必要となるトルクで、直接駆動する場合と間接駆動する場合によって計算の内容が異なります。
直接駆動は、一般的にインデックスの出力軸上にテーブル、治具、ワークを載せ駆動する場合であり、間接駆動は、インデックスの出力軸に駆動ギヤを取り付け、ギヤなどを介してコンベヤをスプロケット駆動する場合です。
直接駆動(テーブル)での負荷トルク
一般的に、下記の項目がトルク計算に必要になります。
1. 分割数
2. 割付角
3. サイクルタイム
- ・割出時間と停止時間の合計(秒)
- ・割出時間(t1)=タレットが回転している時間
- ・停止時間(t2)=タレットが停止している時間(入力軸を止める場合、その時間も含む)
4. 負荷トルク
出力軸を回転させるときにかかるトルクです。
- A. テーブルの重量、直径
- B. 治具の重量、取付位置(P.C.D)
- C. ワークの重量、取付位置(P.C.D)
- D. テーブル受けの摩擦係数、摩擦半径
5. 仕事トルク
割出時にその動きを利用して仕事をさせるときにかかるトルクです。
6. カム曲線
標準はMS曲線(変形正弦曲線)です。
7. 係数
この他に駆動系の剛性、停止時にかかるトルク、期待寿命時間などを考慮する場合があります。
8. その他(機種選定要素)
- A. 一体型減速機(パック)の仕様
減速比、クラッチ/ブレーキの有無 - B. テーブルタイプの仕様
中空固定軸、補助ベース、位置決めインローの有無
間接駆動(コンベヤ)での負荷トルク
一般的に、下記の項目がトルク計算に必要になります。
1. 分割数
2. 割付角
3. サイクルタイム
- ・割出時間と停止時間の合計(秒)
- ・割出時間(t1)=タレットが回転している時間
- ・停止時間(t2)=タレットが停止している時間(入力軸を止める場合、その時間も含む)
4. 負荷トルク
出力軸を回転させるときにかかるトルクです。
- A. 駆動ギヤの歯数、ピッチ円直径、重量
- B. 従動ギヤの歯数、ピッチ円直径、重量
- C. シャフトの外径、長さ
- D. チェーンスプロケットの歯数、ピッチ円直径、重量
- E. チェーンのピッチ円直径、重量
- F. 治具のピッチ円直径、重量、個数
- G. ワークのピッチ円直径、重量、個数
- H. チェーン受けの摩擦半径、摩擦係数
5. 仕事トルク
割出し時にその動きを利用して仕事をさせるときにかかるトルクです。
6. カム曲線
標準はMS曲線(変形正弦曲線)です。
7. 係数
この他に駆動系の剛性、停止時にかかるトルク、期待寿命時間などを考慮する場合があります。
8. その他(機種選定要素)
- A. 一体型減速機(パック)の仕様
減速比、クラッチ/ブレークの有無
ご使用条件をメールフォームから送信していただきますと、弊社にて機種を選定し結果をご連絡いたします。
(到着後24時間以内。休・祝日は除く)